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ジョージ・エドワーズ 「珍奇鳥類誌」 1743年−51年 No.89
No.89
The Great Black Peteril
ミズナギドリ
ホワイト色ダブルフレンチマット付き
マットは規格フレームの半切サイズ(424x545mm)で作ってあります。
<版画の出典作品>
ジョージ・エドワーズ 「珍奇鳥類誌」
1743年−51年 ロンドン 手彩色銅版画
それまでのヨーロッパの博物誌で紹介されることのなかった世界の珍しい鳥類を多く集め、出版された当時、最も素晴らしく重要な鳥類誌と言われた作品です。
王立医科大学の司書をしていた博物学者エドワーズ(1694年−1773年)は、今でも最高傑作と評価されているアメリカ博物誌を著したマーク・ケーツビーから銅版画の製作技術を教わりました。 二人は共に大英博物館の祖ハンス・スローン卿の庇護を受けています。
エドワーズは自然の背景を伴う鳥類画のスタイルを確立した人物と言われています。 このスタイルは、当時大きな影響を他の画家たちに与え、多くの版画が陶器やテキスタイルのデザインに採用されています。 図版の彩色についても、自ら手本とする原画に彩色し、注意深く彩色師を監督しました。
通常この版画はクウォート判(四つ折判)ですが、当店が在庫しているのは紙のサイズが大きいフォリオ判(二つ折判)です。 両方のサイズで作られた版画の場合、一般にフォリオ判の方が丁寧に作られています。 また制作される数もフォリオ判は少なく、大変貴重です。 当店ではフォリオサイズの紙を折らずにマット装しているためマットサイズが大きめになっていますが、場合によっては版画のマージン部分を折るなどして、マットサイズは小さめに調整できます。
<出品版画について>
出品中の作品は全てオリジナルプリントで、現代の複製品ではなく、記載されている年代に実際に作られたアンティークプリントです。
古い版画ですから紙の酸化や湿気によるシミなどの自然なエイジング(経年変化)や、多少の破れや欠けなどのダメージがある場合があります。 海外では著しく損なわれていなければ、アンティークの魅力のひとつである歴史を感じさせる味わいの源として気にされない場合がほとんどです。 もちろん当店では出来る限りコンディションの良いものだけを集めるよう努力していますが、特にコンディションに敏感なお客様はご購入前にご納得がいくまでお問い合わせください。
<作品のマット装、額装について>
シート状態の版画にはお客様のお好みに合わせたマットをご希望でお作り出来ますので、別途お問い合わせください。 当店で使用しているマットは作品保護に最適なPH値の高い無酸マットで、作品を留めるテープも大英博物館でも使われている無酸紙テープです。
規格フレームサイズのマット付き版画にはお手頃な価格の規格フレームの在庫がございます。 フリーサイズのマット付き版画には、サイズをオーダー出来るモールディングフレームの準備がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
当店では様々なジャンルのアンティークプリントを常時数千枚在庫しています。 お手頃な価格のものから一流の美術品として通る貴重な作品まで、バラエティに富んだ品物を集めるよう努めています。 こちらではその一部しかご紹介出来ませんので、何かお探しの品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
商品コード : ARIAON5-89 |
価格 : 34,650円(税込) |
※送料はAランクとなります。 |
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